大会テーマ設定の趣旨

　2015（平成27）年に学校教育法施行規則が改正され、小学校における道徳科の全面実施から6年、中学校における道徳科の全面実施から5年が早くも過ぎようとしています。この間、学校現場や道徳教育研究の分野では、「考え、議論する道徳」への転換をスローガンに、道徳授業の改善や質の高い指導法に関する授業研究などに取り組んできました。本大会では、道徳科の授業実践をさらに充実させるために、他教科等の他の教育活動との関連を意識した道徳科授業や学校での道徳教育の取り組みについても広く検討し、事例等を共有・議論しながら、今後の道徳科のあり方について、皆様と考えていきたいと思います。

　道徳科と学校全体で行われている道徳教育との関連を今一度検討することは、「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて各学校で行われるカリキュラム・マネジメントとも関連し、学校における道徳教育の充実にもつながると考えます。また、他の教育活動との関連を明確にすることは、道徳科の要としての役割を改めて確認する機会になるのではないでしょうか。さらに、昨年度より高等学校で新設された「公共」と道徳教育の関連についても学びを深められればと考えております。

 会場へのアクセス 及び宮崎大学内・会場案内図

お問い合わせ先：日本道徳教育学会第102回大会事務局

　　　　　宮崎大学教育学部　学校教育講座　（大会運営委員長）椋木香子

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